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SL大学SYSTEMLIFE-UNIVERSITY

SL大学|複合一貫輸送のシステム対応のポイント

SL大学2023.8.14

こんにちは、システムライフ(SL)大学です。SL大学とは2022年に立ち上がった社内教育機関で、毎月勉強会を開催しています。その一部を学習ノートとして公開いたします。

システムライフ大学

複合一貫輸送/モーダルシフトへのシステム対応を考えます。基礎知識は別ノートを参照。

システム構築で注意すべきポイント

複合一貫輸送を行う事業者は少なくありません(当社のお客様にも何社かある)。システム構築の際に注意してヒアリング・設計すべきポイントを、機能別にまとめます。

受注機能

・航送料と別に発生する費目の管理(燃料調整金など-船ならBAF、飛行機ならFSC)
・粗利チェック機能(燃料調整金などでコスト過多とならないか)
・そもそも船や飛行機で配送可能な貨物かどうかのチェック機能(危険物や金額制限など)

配車機能

・中継を考慮する(拠点⇒中継地⇒拠点の運行では、配車を2運行ぶん行う必要あり)
・船/飛行機/鉄道の運行スケジュールに合わせた配車を行えること
・上記のイレギュラー対応(天候不良で船が出ない場合の配車調整など)
・積載に必要な附帯品の管理(段ボール、毛布、ロープなど)
・船/飛行機/鉄道会社の運賃(傭車料)改定対応
・船/飛行機/鉄道会社向けに貨物搭載申請書を作成、出力する場合への対応(商品情報の連携や容積算出など)

請求機能

・荷主に請求するタイミング(引取り時or納品時、運送リードタイムが長いので)
・納品時請求の場合:月跨ぎの納品では請求が翌月にまわる点に注意。請求計上のタイミングを決める必要あり(配車or日報入力をもって計上するなど)

その他

・日報&手当機能:一般輸送と大差ないのでお客様ごとのルールに準じてOK
・実績集計機能:路線や航路単位での売上集計に対応させる(受注や配車入力時の区分登録など)


≫関連ノート:複合一貫輸送の基礎知識をざっくりと