導入事例CASE STUDY
宅配貨物受付システムは、AWSでサーバコストのムダを省いた
- カテゴリ名
- 物流倉庫
- 課 題
- 共同宅配システムの構築
- 導入システム
- Web-EDI貨物受付システム
- 導入費用
- 300~500万円(荷受規模:1.5万件/日)
- 従業員規模
- 301~500名
- 業務形態
- 法人/個人向けの即配サービス
既存事業でオフィス文具などのBtoB配送を行う。新規事業として、すでに宅配物流ネットワークを持つ業者とタッグを組んだ小口貨物(衣料品や小物商品など)の個配事業を立ち上げるにあたり、荷主/宅配事業者と連携した集配管理システムの構築が必要になった。
導入前の課題
・新規事業に必要なBtoC集配管理システムをスピーディに構築する
・サーバコストの常時最適化を図り、段階的な事業拡張による負荷増に柔軟に対応させる
導入後の効果
・既存BtoB向けシステムを流用し、BtoC個配事業のスピードスタートに貢献した
・AWS採用によりサーバ運用/性能コストのムダが省かれ、情シス部門がサーバ管理から解放された
製品・サービスの特長
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- 完全リモートでの打合せになったが、スムーズにシステム導入が進んだ
- 新たに構築する宅配向け集配管理システムは、事業立ち上げスピードを重視し、既存のBtoB集配管理システムを改変して開発する方針が決まっていました。新システム構築は複数社での共同作業で進められることになり、物流業務に知見のある弊社では、先のBtoB集配管理システムの解析作業/機能設計/カスタマイズ作業を実施。新たに必要になった宅配貨物の受付システムについても、弊社にてクラウド環境で構築しました。コロナ時代が到来し、図らずも完全リモートでのお打ち合わせとなりましたが、20年以上の物流システム開発経験が活かされスピーディにシステム導入が進みました。
-
- Web-EDIシステムによる荷物データ連携で、各社データの秘匿性も確保
- 新システムの安定稼働後、荷主/宅配事業者とのデータ連携手段としてWeb-EDIシステムを追加構築しました。荷主はWebブラウザよりログイン後、荷物データを手動アップロード(一部荷主は自動連携を構築)。当事業者様は、アップロードされた荷物データをシステム上で照会できるほか、郵便番号エラーの修正処理なども行えるようにしました。宅配事業者への集配データ引き渡しには、ストレージサービスを利用して行う仕様に。荷主/宅配事業者ともにWeb-EDIシステムを介してデータ連携することで、各社既存システムの機密データを保護しながら、新事業に必要な情報連携を実現しました。
-
- AWSを採用し、サーバーの性能コストや運用コストのムダを省いた
- Web-EDIシステム構築にあたっては、クラウドサーバーサービス「AWS(Amazon Web Services)」を採用。宅配事業者との共同配送エリアは段階的に拡張する計画があり、将来必要となるサーバースペックで初期導入した場合、性能/運用コストに大きなムダが生じると判断したためでした。クラウド型のAWSを採用したことで初期コストが抑えられ、事業拡張と共にサーバーコストが最適化できるように。サーバーの柔軟性を得ただけでなく、当事業者様の情報システム部門においてはインフラ管理から解放され、より宅配事業そのものに主眼を置いたシステム改善・企画に取り組めるようになりました。
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