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2025.10.20

食肉卸

文字読み取り(OCR)方式の重量入力で、棚卸を効率化

  • 課題

    棚卸業務の効率化

  • 導入システム

    ハンディ棚卸システム

  • 導入費用

    200~300万円(21~50名規模)

  • 従業員規模

    11~20名

  • 業務形態

    食肉加工卸

主に近隣の焼き肉店向けに国産牛などをカット加工して卸す。販売管理システムは導入済みだったが在庫はアナログ管理となっており、棚卸に労力がかかることにお悩みであった。在庫には概ね商品ラベルが貼付されているため、バーコードを活用したハンディ棚卸を検討されていた。

導入前の
課題

  • ・実地棚卸における手作業での不定貫重量の記録~重量集計を無くし、棚卸表作成を自動化する
  • ・可能な限り低コストでのシステム構築とする

導入後の
効果

  • ・文字読み取り方式としたことで、輸入商品や重量バーコードが表示されていない商品もすべてスキャン作業で対応できるようになり、月次棚卸が効率化された
  • ・Excelソフトとハンディシステムを組み合わせたことで、導入コストが最小限に抑えられた

製品・サービスの特長

Excelとハンディを組み合わせたシステム構築で、導入コストを低減

当初はパッケージソフト(smartBPC)の棚卸機能のみ部分導入する案もありましたが、マスタ機能なども必要になるため導入費用がネックとなりました。

そこでPC側ソフトはExcelを採用し、Excel内で定貫区分や入数といった必要最低限のマスタ管理を行いつつ、マクロプログラムを組み込む形で簡易棚卸システムを構築。Excelソフトでありながらハンディ通信処理や在庫金額計算を行えるほか、棚卸表の印刷・保存は通常のExcel操作で行える仕様としました。これによりPC側ソフトの開発費用が大きく削減され、最小コストでの導入が実現されました。

重量入力に文字読み取り(OCR)を採用し、棚卸を高速化

国産牛にはすべて商品ラベルが貼付されているものの、バーコード表示がない商品も少なくありませんでした。また輸入肉の在庫も多く、現場にハンディターミナルを導入してもこれらはすべて手入力となるため、業務効率化のメリットが出ないという問題がありました。

そこで実際の在庫品で文字読み取り(OCR)を試したところ、かなり正確に読み取れることを確認。そのままOCR方式を採用し、バーコードの有無に関わらず、ほぼすべての商品についてハンディ検品が行えるようになったことで業務効率化に繋がりました。輸入肉ラベルに表示されているキロ重量は極小サイズのものもありましたが、スキャン操作の設定を工夫することで乗り越えました。

バーコードブックの運用を工夫し、効率化を追求

システム導入にあたり、そもそも在庫管理ラベルを貼付する運用がないため、ハンディ検品時の商品特定方法が課題となりました。導入当初は商品を一覧化したバーコードブックを使う運用としたものの、目当ての商品を一覧から探すのに逆に時間がかかってしまう問題が発生。この業務ロスを無くすため、システムから出力したバーコードブックを活用して保管棚にバーコード貼付する運用に変更しました。

保管棚が固定化していない流動性の高い商品は、保管エリア別にまとめて目立つ場所にバーコード表示することに。スポットで取り扱う商品用に予備バーコードを用意するなど、運用面での工夫を行い、棚卸作業が滞らないよう改善を取り入れました。

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